【初心者】”これさえ覚えれば大丈夫”なPEラインをマスターする為の4か条

PEラインについて

特にルアーゲームでは避けて通れない道であるPEライン。

初心者にとっては少し面倒な壁の一つでもあります。

PEラインの使い方をマスターする為に覚えるべき事

手が出しにくい、めんどくさそうだと思っている初心者の方に向けて、「これさえ覚えれば大丈夫」PEラインの扱い方を解説します。

その1-フェザーリングをする

PEラインを使ってルアーをキャストした際、風が出ていると風にあおられて余計なラインが大量に出てしまいます。

ラインが大量に出てしまうという事は大きなライントラブルの元になりかねません。

そのためPEラインの基本テクニックとして「フェザーリング」というものがあります。

フェザーリングをする事で余計な糸ふけが出るのを防ぐ事が出来ます。

バス釣りなどで使うベイトリールのキャスティングの基本にも指を使って抑える「サミング」というものがあり、バックラッシュというベイトリールのライントラブルを防止する為に使われます。
フェザーリングとはそれに似たことをスピニングリールに行います。(スピニングリールでもサミングと呼ぶ場合もあります)

※左がスピニング 右がベイトリール

フェザーリングの方法ですが、まずキャストしルアーが着水するタイミングでスプールのエッジ(糸が巻いてあるところの上の部分)にキャスト時に糸を掛けていた人差し指を当てます。

すると指に糸が当たりながら出ていくため、放出される糸を調節することが出来ます。

必ず着水後に行わなければいけないわけでは無く、風の強い時などはルアーが飛んでいる時でもOKです。

また人差し指でうまくいかない方は、指先を揃えて当てたりするのもアリです。
要は指を軽く当てて糸の放出を防ぐのが目的なので、やりやすい方法があれば自己流で行っても良いでしょう。

その2-糸ふけに注意する


しなやかなPEラインは糸ふけが出ると修復不可能なライントラブルに陥りやすく、初心者の天敵です。

特に風にあおられたりすると糸がすぐにたわんでしまい、気付かずそのまま巻いてしまってトラブルを起こします。

これを回避するにはキャスト後、糸ふけを取るまでは目で見ておく事が大事です。

糸がたるんでいる状態になったら、リールに近い部分の糸を見て巻いて大丈夫か確認します。

もし危ないと感じたら、ロッドを持っている手でリールのすぐ上のラインを掴みながら巻くとテンションが掛かった状態で巻くことが出来ます。

その3-ノット(結び方)を覚える

PEラインを使う上で面倒な事の一つがショックリーダーの結束です。

釣行前に結んでおいても釣り場でリーダーから切れてしまった時や短くなった時にはその場で結びなおす必要があります。

強力な結びであるFGノットを使っている人が多く、編み込んでいく必要がある少し面倒な結束方ですが慣れている人であれば釣り場でもすぐ結んでしまいます。

PEラインを扱うには結束方法を覚えて、釣り場で結ばなければいけない場面もあります。

そこで初心者の方には「オルブライトノット」がおすすめです。

オルブライトノットは簡単に結ぶ事が出来て、細いラインと太いラインのを結ぶのに向いたノットのため、ショックリーダーの結束としては適役と言えます。

http://www.seaguar.ne.jp/knot/lines/line_14.html

FGノットも覚えながら、釣行前にはFGノット、釣り場ではオルブライトノットといった使い分け方をするのも初心者の方にはおすすめします。

その4-下巻き方法を覚える

これもまた、PEラインを使う上で必要になってくることです。

浅溝スプールを使う場合を除き、PEラインを使う場合はリールの糸巻き量がPEを巻いた際にぴったりになるように適当なナイロン糸などで溝を埋める「下巻き」を行います。

初心者だとどのくらい巻いて良いか分からず、釣具屋や分かる人に頼まざるを得ません。

ですが実は下巻きは簡単に計算する事が可能です。

簡単に巻ける方法を書いた記事がありますのでそちらをご参照ください。
これさえ覚えれば下巻きで困る事はありません。

まとめ

初心者の事に起きるPEラインのトラブルというのは、扱いに慣れればほとんど起きる事もありません。

  • フェザーリングをする
  • 糸ふけに注意する
  • ノットを覚える
  • 下巻き方法を覚える

以上の4つの項目を抑えておけばきっとトラブルに合う確率もうんと減ると思います。

PEラインは大変だったり面倒に思える方はぜひ試していただきたいです。