釣りを始める方や、初心者で1000円台のサビキセットに付いているリールより本格的なものが欲しかったり、ちょっとした釣種を開拓するのに安いリールをとりあえず買うという方もいるかと思います。
ダイワ、シマノといった国内の有名メーカー以外も2000~3000円の最安価帯のリールにはどのようなモデルがあるのか?
ここではあまりピックアップされる事のない2000円台のリールをご紹介します。
激安リールと性能一覧
DAIWA(ダイワ)/ジョイナス
番手 | 1500 | 2000 | 2500 | 3000 | 3500 | 4000 | 4500 | 5000 |
自重 | 230 | 230 | 260 | 260 | 370 | 375 | 625 | 630 |
巻き上げ量 | 68 | 72 | 80 | 82 | 92 | 95 | 90 | 99 |
BB | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 |
2000円程度とDAIWAの中では最も安く手に入るリール。
シンプルで値段相応にダイワの最低限の技術が詰め込まれています。
SHIMANO(シマノ)/FX
番手 | 1000 | 2000 | 2500 | C3000 | 4000 |
自重 | 205 | 250 | 250 | 250 | 320 |
巻き上げ量 | 61 | 71 | 71 | 71 | 82 |
BB | 2 | 2 | 2 | 2 | 2 |
19年9月発売のリールで、これまでシマノの最安価であった「アリビオ」を抑えて最も価格の安いリールです。
アリビオと比べると価格に加え自重の軽さ、BB(ボールベアリング)の数も増えています。
Abu Garcia(アブガルシア)/カーディナルⅡ S
番手 | S1000 | S2000 | S2500 | S2500D | S3000 |
自重 | 203 | 253 | 260 | 270 | 278 |
巻き上げ量 | 56 | 67 | 73 | 73 | 70 |
BB | 3 | 3 | 3 | 3 | 3 |
アブガルシアはスウェーデンの老舗釣り具メーカーで、カーディナルⅡ Sは同社の中でも低価格のリール。
カーディナルシリーズにはS/SX/STXと3種のグレードがあり、Sは一番下のグレードです。
この価格でS2500番にはダブルハンドルのモデルもラインナップされていてバスやエギングなどにもおすすめ。
okuma(オクマ)/SONIC SPIN
番手 | 1000 | 2000 | 3000 | 4000 | 5000 | 6000 | 8000 |
自重 | 200 | 205 | 265 | 285 | 390 | 570 | 595 |
巻き上げ量 | 42.7 | 46.5 | 52.5 | 52.5 | 59 | 93.5 | 102 |
BB | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 |
okumaは台湾のメーカー。
トローリングの本場であるアメリカでは特に人気があります。
日本ではあまり知られていませんが、海外リールの中でも国内で比較的入手しやすいメーカーで、中でもSONIC SPINは最安価で購入できるリールです。
okuma(オクマ)/サフィーナ
番手 | 1000 | 1500 | 2000 | 2500 | 3000 | 4000 | 5000 | 6000 | 8000 | 10000 |
自重 | 255 | 250 | 240 | 240 | 300 | 290 | 445 | 420 | 600 | 625 |
巻き上げ量 | 67.6 | 67.5 | 67.5 | 67.5 | 70 | 70 | 87.5 | 87.5 | 90 | 100 |
BB | 4 | 4 | 4 | 4 | 4 | 4 | 4 | 4 | 4 | 4 |
okumaのサフィーナはネットでもコスパ最強と言われるクオリティのリールですが、番手によっては現在3000円を超えているものもあります。
okuma(オクマ)/Aria
番手 | Aria-20a | Aria-30a | Aria-40a | Aria-50a |
自重 | 183 | 220 | 234 | 223 |
巻き上げ量 | 60.7 | 70.7 | 84.8 | 84.8 |
BB | 1 | 1 | 1 | 1 |
18年発売のモデル。
このクラスでは群を抜いて軽量な作りになっています。
Kast King(カストキング)/ Summer/Centron
番手 | 500 | 2000 | 3000 | 4000 | 5000 |
自重(Summer) | 197 | 251 | 265 | 352 | 387 |
自重(Centron) | 208 | 256 | 280 | 376 | 395 |
巻き上げ量 | 50 | 62 | 64 | 71 | 74 |
BB | 9 | 9 | 9 | 9 | 9 |
kast kingはアメリカに本拠地を置く釣り具メーカー。
あまり知られていないメーカですが、コスパに優れた商品が多く販売されています。
最安価のSummerとCentronは独創的なカラーリングが特徴。
中でも特筆すべきなのはボールベアリングの多さで、なんと9個も使われています。
現在はamazonで安く購入出来ます。
激安リールのデメリット
安いリールほど当然コストは下がりますのでクオリティも当然下がっていくため、ミドルクラスと比べると壊れやすい、自重が重い、巻きが重い、HG(ハイギア)などのラインナップが無い、などのデメリットが存在します。
こういった事を初心者の方が聞くと大げさに聞こえてしまいますが、これがどの程度のデメリットに感じるか?というと「メーカー品のクオリティであればあまり気にならない」くらいかと思います。
当たり外れが少なく、性能の高さとコストを両立したリールが欲しい方は、7000円前後のリールがお勧めです。