クエン酸を使ったフックの錆落としテクニック

海で使うルアーってどうやっても錆が出ます。

ちゃんと洗ってるつもりでも絶対錆びて来るんですよね。

錆による釣果の影響については諸説ありますが、何せ気分はよくないです。

そこで今回、百均のクエン酸で錆がいい感じに取れると聞いたので試してみました。

眠っているサビサビのルアーたちを用意

これらは「針は曲がってないが錆びているルアーたち」になります。

つまり針を変えてから大した魚を釣っていないか、何も釣っていないので錆さえ落とせば使えるんじゃないかというルアーたちになります。

ただ、明らかに錆びが進んでて針が折れてしまうようなものも混ぜました。

歴戦のブローウィン140S
ブレードが死んだマキッパ

これらをプラケースに入れて粉末のクエン酸を入れます。

目分量で入れ、一晩放置。

掃除に使う普通のクエン酸。
どこの百均にも置いてるかと思います。

ルアーが完全に浸かる水位にしてクエン酸は完全目分量でファサーっと入れました。

入れる量によって数時間ごとに様子を見ながら行ったほうがいいかもしれません。

そしてこちらが一晩経った状態。

ブレードも剥がれ痕が出来てますが一応ピカピカに。

水は錆色になってボロボロと錆が落ちています。

ブローウィンもこの通り。

新品同様にはなりませんが錆自体はそれなりに取れてはいます。

ただフックの色が変わっている(コーティングが剥がれている)、あまりにひどいものは落ちていない。

フックの錆を落とすうえで注意してほしいこと

クエン酸による錆落としで思った事、結果を要約します。

・使えるのは錆の浅いもの

見て分かる通りですが、修復ではなくあくまで腐食した部分を落としているのに過ぎないので、針自体が弱ってしまっているなど、錆の状態によっては推奨しません。

特に細軸のフックだと折れるリスクも高いので無理せずフック交換がいいと思います。

・コーティングが剥がれると結果錆びやすい

今回錆が取れるまで長時間置いておいた結果、フックのコーティングが剥がれていました。

ソルトルアーにおいてフックのコーティングはとても重要なのでこうなるともう使えません。

現にその後の釣行中にはサビサビになってしまいましたのでおとなしくフック交換しました。

・ブレードには良いかもしれない

ブレードに関しては剥がれ後が残るものの光沢は回復しているので充分にフラッシングはします。

研磨するのは手間なので見た目に関して神経質でない方にはこの方法は良いかもしれません。

フックは結局多くを交換しましたがブレードの場合は僕にとっては使える範囲です。